【県立総合病院・葵区北安東】結核に対して一貫した施設

世界的にみて、日本は結核が中程度まん延している国なんだそうです。

具体的に統計でみると、２００６年（平成１８年）の患者数は
 26,384人で、内 2,267人が死亡しています。


結核の初期の症状は、風邪にそっくりなので見過ごされがちです。

風邪によく似た症状が２週間以上続く場合は、結核の可能性も疑って
検査を受けると安心ですね。

結核にかかっていても気づかずにいると、やがて重症になり咳等によって
空気中に浮遊します。

まず家族が感染し、やがて学校や職場に結核菌が広がり
集団感染に進むこともあります。


体の免疫の働きによって、結核菌の増殖が抑えられている場合は発病しません。

しかし、結核菌はしぶとい菌なので、免疫の力だけでは
完全に殺すことはできません。

そのため、体内に残った結核菌は、休眠状態で生き続け、
私たちの免疫力が弱るチャンスをひそかに狙っています。

ですので、乳幼児や高齢者、糖尿病などの生活習慣病があったり、
免疫力が低下している場合に、結核菌の増殖を抑えられない場合があります。

肺の中で結核菌が増え続けると、結核の発病となります。


県立総合病院は、結核について診断から治療、経過観察まで
一貫した対応ができるそうですので、患者にとっては安心ですね。


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